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2007/01/24(水)

『[書評]アルジャジーラとはどういうテレビ局か』


「アルジャジーラとはどういうテレビ局か」著者:Olfa Lamloum(オルファ・ラムルム) 訳者:藤野邦夫
中東のテロ事件のニュースでよく名前が出てくるテレビ局、「アルジャジーラ」についての本です。

アルジャジーラ」といえば、テロ組織から送られた映像を放送するテレビ局、アメリカ政府から敵視されているテレビ局というイメージを持っていませんか?

そのイメージは、「アルジャジーラ」の一面をみているにすぎません。
意外にも、アルジャジーラの報道姿勢は「その見解とそれに対立する見解」という中立的立場です。

テロ組織の意見をとりあげれば、それを批判する意見も取り上げる。
反アメリカの意見も取り上げるし、アラブ世界の政権に対する批判的意見も放送もするという、どちらの体制にも偏らない報道姿勢なのです。

それは、アルジャジーラが、報道機関として大事なことは、「真実」を伝える事であり、「真実」を伝えるためには、物事を一方からだけでなく、二つ以上の視点から見る事が大事だと考えているからです。

この本では、「アラブ世界でのアルジャジーラの存在意義」、「アラブ世界に対する抵抗勢力としてのアルジャジーラ」そして、その逆ともいえる「アメリカに挑戦するアルジャジーラ」という3つの視点からアルジャジーラを説明しています。

アルジャジーラがいかに中立的立場から報道をしようとしているのか、アラブ世界の中で中立的立場の報道をすることがいかに困難な事かが、伝わってきます。

でもね…

ちと文章が読み辛いんです。なんていうんですかね、原文を忠実に翻訳しすぎてるっていうんですかね、機械的に翻訳したかんじの日本語の文章としてはあまり聞かない表現がたくさんでてくるんです。
いいたいことは分かるのですがね、内容がいいだけに惜しいと思います。

報道機関はとかく「自分たちが考える正しい主張」を視聴者(読者)に押し付けがちですし、むしろ、世論を形成するのが自分達の仕事だという考え方が常識になっているかと思います。

しかし現代は、インターネットが発達し各個人が自分達の意見を世界中に発信できる時代です。

報道機関がどんな「世論」を形成するかに関係なく、ネット上で様々な意見が飛び交います。

報道機関の在り方としては、世論を造るのではなく、「真実」を伝えようとする「アルジャジーラ」の方が現代的な報道機関なんじゃないのか、なんて思ったりします。

中立的な立場で「真実」に迫るにはリスクがしたがいます。

日本でリスクを冒してまで「真実」を追求する報道機関って現れないでしょうね。

ちなみにアルジャジーラのスポンサーは、カタール政府です。

日本国民がスポンサーの放送局は…。




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