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2007/01/21(日)

『[書評]右翼と左翼』


右翼と左翼 浅羽通明

みなさんは「右翼」とか「左翼」の言葉の意味をうまく説明できますか?

何となくは分かっていても、何を基準に「右」と「左」を定義しているのかは説明できない人が多いのではないでしょうか。




例えば日本の「左よりの人達」は日本の非武装化を訴えているから「左翼」は「平和・反戦」を主張する人のように思えますが、あの北朝鮮も軍拡を続ける中国(支那)も「左」の国家です。

日本では「右翼」=ナショナリストのようなイメージがありますが、「反日運動」が盛んな韓国の盧武鉉政権は左派政権です。

「右」を保守派、「左」を革新派・リベラル派なんていいますが、自由化、行政改革を進めてきた小泉内閣はどちらかといえば「右」ですよね。

では、「右」と「左」の定義ってなんでしょうか?

この本ではフランス革命に始まる「右と左」の歴史を通して、「右」と「左」の定義を分かりやすく教えてくれます。

「右と左」の意味が理解できると、世界の近代史の流れが、とても分かりやすくなることに気が付きます。
なんでこんなに「ためになること」を、学校では教えてくれなかったんだろう?

世界史や近代史を勉強中の方にも、履修漏れで勉強できなかった(?)高校生達にもお薦めの本です。

そしてこの本の後半では、日本の「右と左」の特殊性について言及しています。

ボクはこの後半の『「右翼」「左翼」はもう、サブカルチャーですらない~』というくだりが、とても印象的でした。

戦後の左派の大半の人達は自分探しのアイテムとして「学生運動」や「市民運動」やっているだけで本気で「共産主義政権」を樹立しようなんて思っていない、しかも、「共産主義国家の現実」が明らかになってくると左派の「理念」が幻想であった事があきらかになり、最後の頼みの綱の「自虐史観」も崩れてしまったのが現在の左派の姿だといっています。

確かにその通りだ。

本来なら、格差社会の今こそ「左」があるべき社会の姿を提示すべきだと思うのですが、「再チャレンジ」政策を掲げたのは「右」の安倍政権ですからね。

もう右とか左という議論は無いですよね。「現実的政策」と「理想論を語るだけの人達」の議論のような気がします。

フランス革命に始まった「右」と「左」の対立は、日本や欧米では、「議会制民主主義」で落ち着いたということでしょう。

そして最後にこの本では、「自由と平等」思想に対して台頭してきたのが、「宗教原理主義」や「民族主義」だとしています。

ということは、アメリカとイラン等の反米国家の対立や、イラクの内戦は、
「議会制民主主義」と「宗教原理主義・民族主義」との対立の縮図なのでしょうか?

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