2008/03/29(土)

[おすすめ]走れ!T校バスケット部 松崎 洋』

走れ!T校バスケット部
松崎 洋 彩雲出版


小説家ではない、ごく普通のバスケ好きの人が小説を書いてみたよってかんじの本。

でもこれが面白いんです

この本には、著者紹介とか、あとがき、解説みたいなページも無くて著者がどんな人かは分かりませんが、多分、この本が著者の松崎洋さんの処女作なんじゃないかな?

もしくは自費出版?

違ってたらごめんなさい。

ただ間違いないのは、この著者がバスケが大好きで、バスケをとても愛していて、そしてプレイを通して生まれるチームの「和」こそがバスケの最大の魅力だと強く信じている人だってこと

そんな著者のバスケを愛する思いが伝わってくる作品です。

バスケが大好きな人ならきっと共感できます

けっこう泣けるよ

ストーリーは無名の弱小校バスケ部が全国屈指の強豪校チームと地区予選決勝で対戦するまでのお話です。

バスケのプレイの描写よりも、登場人物達のハートの部分の描写に力点が置かれているのですが、

クライマックスの決勝戦は、スラムダンクの湘北VS 山王なみに盛り上がります!

あっ、ちょっと言い過ぎました。

そんなに迫力ある試合は展開されません

しかし、最後は意外なラストプレーでゲームは終了しますので、お楽しみに。

ま、花道のラストショットほどの感動はないけど、読者の予想を十分超えるプレーがとびだしますよ

この本は、去年出版された本なんですが、T校同様にこの本も無名なようで、京都市内の大型書店数軒回っても置いているところはありませんでした。

が、先日、某書店でこの本が目立つところに山積みになって売られているのを発見!さっそく買って読んだしだいです。

じわじわと人気が出ているのかな?

T校バスケット部の急成長と同様に、本の売り上げもベストセラー小説と肩を並べるくらいになる日が来るかも




 
2008/02/01(金)

[おすすめ]め~てるの気持ち 奥浩哉』

奥浩哉氏が全国のひきこもってる皆様へ送る「ひきこもりの処方箋

め~てるの気持ち 1〜3巻 奥浩哉



ひきこもりには「愛と自信」が効果的らしい

作品はいわゆるラブコメ調で描かれているんだけど、単におもしろ楽しく表現するだけでなく、ひきこもっている姿やひきこもっているときの心境がリアリティーある描写で描かれています

恐らく、「愛と自信」を強調するためなのでしょう、主人公の30歳のひきこもり青年は、頭も良くて、ルックスも抜群、チ○○ンも大きな本来なら愛と自信に溢れていてもおかしくない人物として描かれています。

だからこそ、主人公(ひきこもり)に足りないのは「愛と自信」だけなのだという作者のメッセージが伝わってきます。

もっとも「愛と自信」なんていうのは、人と人とのコミュニケーションの中で育まれたり壊れたりするものなので、人とのコミュニケーションを閉ざしてしまったひきこもりに「愛と自信」を手に入れろなんていうのも難しいはなしなのですがね

主人公の青年は恐らくひきこもりの始まった15歳のときになんらかのできごとによって、「愛と自信」を失ってしまったと想像できます

できれば、そのへんのエピソードも作中で描かれていればよかったかな

愛と自信」はひきこもりだけでなく、様々な困難を乗り越えていくための万能薬のような気がします

もしくは、欠けると様々な障害に立ち向かえなくなるという意味では、生きる上で必要不可欠なビタミンのようなものかな

てか俺も「愛と自信」欲しいよって思ってる人たくさんいるだろね

どっかに売ってないかなあ

でも「愛と自信」はプライスレス

自分の経験を通して獲得していかなきゃなんないんだろうね



2007/09/26(水)

[おすすめ]レッド第1巻 山本直樹』

1970年前後の日本の学生運動→革命運動の様子を描いた漫画。

大学を占拠したり、ヘルメットかぶってマスクして火炎瓶投げたりする人達の”ノリ”がうまく描かれています。

後に革命運動家となる学生が、バリケードストライキをやるのに理由は必要ないと発言しているシーンで物語が始まる。

学生運動や革命運動が権力や資本の支配からの自由を勝ち取る闘いすなわち”闘争”だと言いながら、いざ学校占拠が成功すると、いきなり運営能力の無さが露呈してしまう。

貧しく、警察の尾行に怯えながらも、非現実的な理想を目指して闘う生活に、なぜか活き活きとしている革命家達の様がとても哀れに感じられます。

多くの登場人物が出てくるのですが、それらの登場人物に亡くなる順番に番号が振られていたり、あと何日で逮捕されますとか、何日で死刑が確定します、などの説明書きが書き込まれていて、革命家達が、自滅に向かって突き進んでいることを暗示しています。

逮捕されるか、死んでしまうか、逃亡生活するしか辿り着くゴールのない道を、なぜ彼らは引き返さずに猪突猛進していったのか?

それは、「権力という巨大な敵と闘争するという”ノリ”の魅力に引き込まれてしまったからではないのか」と感じさせる作品です。

と同時に、光市母子殺人事件で死刑廃止に向けて闘う弁護団や自治労・日教組で熱心に運動活動している組合員の人達も、この作中で描かれている人達の”ノリ”と同じような”ノリ”で、闘い方は違うものの同じように”闘争”しているんじゃないかと思ったりもした。

作中に出てくる登場人物等の名称は置き換えられていますが、実在の人物をモデルにした、限りなくノンフィクションな、フィクションとして作られています。

実名等が気になる方は、こちらのブログが参考になるかも

実物日記-2006-10-11
(http://d.hatena.ne.jp/bullet/20061011)


なおこの作品は山本直樹漫画ですが、意外にもエロはありません。

第2巻には出てくる模様





2007/02/11(日)

[書評]「法令尊守」が日本を滅ぼす』


「法令遵守」が日本を滅ぼす 郷原 信郎

企業の不祥事問題が出てくると必ず語られるのが、コンプライアンス

でも、コンプライアンスの意味って分かりますか?

「法令尊守」だと思ってませんか?


それ、間違いです!(某CM風)

2007/02/06(火)

[書評]すぐに稼げる文章術』


すぐに稼げる文章術 日垣 隆

webデザインにおいても文章力は不可欠です。
そういうこともあって、文章の書き方を学べる本を探していら、初心者から分かりやすく学べそうな本があったので読んでみました。
2007/01/24(水)

[書評]アルジャジーラとはどういうテレビ局か』


「アルジャジーラとはどういうテレビ局か」著者:Olfa Lamloum(オルファ・ラムルム) 訳者:藤野邦夫
中東のテロ事件のニュースでよく名前が出てくるテレビ局、「アルジャジーラ」についての本です。

アルジャジーラ」といえば、テロ組織から送られた映像を放送するテレビ局、アメリカ政府から敵視されているテレビ局というイメージを持っていませんか?

そのイメージは、「アルジャジーラ」の一面をみているにすぎません。
2007/01/21(日)

[書評]右翼と左翼』


右翼と左翼 浅羽通明

みなさんは「右翼」とか「左翼」の言葉の意味をうまく説明できますか?

何となくは分かっていても、何を基準に「右」と「左」を定義しているのかは説明できない人が多いのではないでしょうか。




2007/01/11(木)

[書評]ネットvs.リアルの衝突?誰がウェブ2.0を制するか』


web2.0について書かれた本としては、梅田望夫さんの「ウェブ進化論」が有名ですが、こちら「ネットvs.リアルの衝突」は、国家や企業の戦略面からwebの未来を分析した本です。

話の本筋ではないですが、なぜ東京に住む金子被告が京都府警に逮捕されたのかについてもかかれています。ボクはネット関連の事件でたびたび京都府警の名前がでてくるのが不思議だったのですが、謎が解けました。

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